ブーケ

初心者でもできる!ブーケの作り方完全ガイド

bellconta

「ブーケって自分で作れるの?」

そんな疑問や不安を感じている人も多いのではないでしょうか。

この記事では、

  • ブーケの調達方法ごとの費用感
  • 代表的なブーケの種類とデザイン
  • クラッチブーケ・ラウンドブーケの具体的な作り方
  • 必要な道具や花材の選び方
  • 手作りする際の注意点と美しく仕上げるコツ

について詳しく解説します。

最後には、特に注目されているアフターブーケの新しい形『ブーケキャンドル』についても紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

枯れてしまう前に。
大切なブーケを”一生の思い出”

に残す方法をご存じですか?

👰「結婚式で使ったブーケ、捨てるのはもったいない…」
💐「大切な花束を、形として長く残していたい…」
😭「料金や保存期間が心配だけど、どこに相談したらいいかわからない…」

ブーケは結婚式の思い出そのもの。でも、「どこに頼めばいい?」「デザインは?」「費用は?」など不安はつきものですよね。

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渡邉志穂
渡邉志穂
ブーケキャンドル作家
Profile
大学時代にはマーケティングのゼミで商品開発の全国大会に出場し、DHCとのコラボ商品を開発。 その後株式会社レックでも商品開発に携わり、大手ドラッグストアやホームセンターのPB商品開発を担当。 退職後は単身でアロマキャンドルのショップを運営し、2024年5月にブーケキャンドル専門店のbellbouquetを立ち上げる。
目次
  1. ブーケの調達方法別|費用感の比較と選び方
  2. ブーケを手作りするメリット・デメリット
  3. ブーケの種類とデザインを決めよう
  4. ブーケ作りに使う花材・素材の選び方
  5. 手作りブーケに必要な材料・道具リスト
  6. ブーケ作りを始める前の準備と計画
  7. ブーケの作り方手順(クラッチブーケ編)
  8. ブーケの作り方手順(ラウンドブーケ編)
  9. 手作りブーケを美しく仕上げる作り方のコツ
  10. ブートニアも一緒に手作りしよう
  11. bellbouquet(ベルブーケ)なら完成後の思い出も美しく残せる
  12. まとめ:自分だけのブーケを手作りして特別な1日に彩りを

ブーケの調達方法別|費用感の比較と選び方

ブーケ 作り方

ブーケを用意する方法は主に「手作り」「式場提携の花屋に依頼」「外部の花屋に依頼して持ち込む」の3つに分けられます。

ここではそれぞれの費用相場と特徴を比較し、どんな人に向いているかを見てみましょう。

手作りブーケの費用と特徴

手作りブーケにかかる費用はどれくらいなのか、既製品と比べてどんなメリットや注意点があるのか――。

まずは費用感と特徴を把握して、自分に合ったスタイルかどうかを考えてみましょう。

費用相場

材料にもよりますが、生花でも造花でも5,000~10,000円程度で作る人が多いようです。

特に造花であれば100円ショップの花材を活用して1万円以下に抑えることも可能です。

必要なフローラルテープや接着剤、リボン、ワイヤー、ブーケホルダーなども数百円程度で揃えられ、ハサミも1,000円前後で入手できます。

特徴

最大の魅力は費用を抑えられることと、自分の好きなデザインに思い通りに仕上げられることです。

素材や色合わせも自由自在で、衣装やテーマに合わせていくつでも作れるので、お色直しごとにブーケを変えることも夢ではありません。

また、友人や家族と一緒に作ればそれ自体が思い出作りになります。

ただし製作には時間と手間がかかるため、スケジュールに余裕を持って取り組む必要があります。

不器用さんやDIY初心者の場合、納得いく仕上がりにするには練習や下準備が欠かせません。

当日近くになってから「やっぱりできない」となると間に合わない恐れもあるため、早めに作り始めておくのがおすすめです。

式場提携の花屋に依頼する場合

費用は高めだけど安心感がある――そんなイメージの強い式場提携の花屋。

ここでは、具体的な費用相場や依頼するメリット・注意点を詳しく見ていきましょう。

費用相場

20,000~40,000円程度が目安で、一般的に最も高額になりがちです。

結婚式場との提携店は、中間マージンも含め価格が高めになる傾向があります。

特徴

ウェディングを専門とするプロのフローリストに一任できる安心感があります。

ドレスや会場装花とのバランスも考慮した提案を受けられ、打ち合わせで細かな要望も相談できます。

また、万一ブーケにトラブルがあっても当日すぐに対応してもらえる心強さも魅力です。

費用は高めですが、新鮮で質の良い花材を厳選しオーダーメイドで作ってくれるため、クオリティに見合った適正価格とも言えます。

「準備はプロに任せて当日は安心したい」という方に特に向いています。

式場外の花屋で購入し持ち込む場合

式場提携より安く済ませたい人に人気なのが、外部の花屋を利用してのブーケ持ち込み。

費用や注意点をあらかじめ把握して、トラブルのないよう準備を進めましょう。

費用相場

10,000~20,000円程度で作成してもらえることが多く、提携店より費用を抑えられる傾向です。

さらにショップ選び次第では10,000円以下で購入できる場合もあります。

ただし会場によっては持ち込み料(1~3万円程度)が発生することもあるため注意が必要です。

特徴

外部のフラワーショップに依頼すれば自分好みの価格帯やデザインの店を選べる利点があります。

一方で、全ての花屋さんがウェディングブーケに対応しているとは限らないため、事前にブーケ制作の実績があるか確認しましょう。

また、生花ブーケの場合は式当日にベストな状態で受け取るための受け取り・保管の段取りも自分で調整する必要があります。

持ち込み前に式場プランナーへ持ち込みの可否や料金を早めに確認し、依頼先の花屋とも余裕を持って打ち合わせを進めることが大切です。

ブーケを手作りするメリット・デメリット

ブーケ 作り方

「自分でブーケを作ってみようかな?」と考える花嫁さんのために、手作りブーケのメリットと、注意すべきポイントを整理します。

手作りするメリット

手作りブーケには、市販品にはない魅力がたくさんあります。

ここではコスト面だけでなく、デザインの自由度や思い出作りといったメリットについて具体的にご紹介します。

コストを節約できる

上述の通り、市販よりずっと安く収まる可能性があります。

材料費だけで済むので予算を他に回せるのは大きなメリットです。費用を気にせず複数のブーケを用意できるのも利点です。

理想のデザインを実現できる

自分のイメージ通りに仕上げられるのも手作りの醍醐味です。

プロに頼むと当日まで仕上がりが分からずソワソワ…という心配もありますが、自作なら納得いくまで調整できます。

好きな花だけを組み合わせたり、色の組み合わせも自由です。

思い出に残る

手作りする過程自体が思い出になります。

例えば母娘で一緒にブーケを作る人もおり、「材料選びから良い思い出になった」という声もあります。

また、誰かと一緒に作れば結婚準備の楽しい思い出になります。出来上がったブーケには愛着が湧き、結婚式当日の特別な達成感にもつながるでしょう。

事前に準備しやすい

造花やプリザーブドフラワーを使えば前もって作っておけるため、挙式直前に慌てないで済みます。

時間のあるときに少しずつ作業できるので、忙しい花嫁さんでもスケジュール調整がしやすいです。

手作りする際の注意点・デメリット

自由度が高く魅力的な手作りブーケですが、実際に作るとなると注意すべき点もいくつかあります。

ここでは、事前に知っておきたいデメリットやリスクを詳しく解説します。

製作に時間と手間がかかる

一朝一夕には完成しません。不慣れな場合、何度か試作や練習をした上で本番用を作ることになるかもしれません。

クオリティを求めすぎると時間を取られるので、作り始める時期は早めに設定しましょう。

結婚式直前に焦らないよう、余裕を持った計画が必要です。

技術やセンスが求められる

花材の組み合わせや色合わせ、バランス良く束ねる技術など、一定のセンスが必要です。

最初は不格好になってしまうことも…。

心配な場合は、市販のブーケをよく観察したりフラワーアレンジの基礎を学んでおくと安心です。

当日まで管理が必要(生花の場合)

生花でブーケを作る場合は前日~当日に作成する必要があります。

冷蔵保管や水揚げなど、当日まで良い状態を保つための管理に手間がかかります。

また挙式直前に自分で作業するのが難しい場合は、信頼できる人に任せるなどの段取りも考えましょう。

会場の持ち込み制限

自作ブーケを持ち込む場合、式場によっては禁止または持ち込み料が発生するケースがあります。

必ず事前に式場に確認し、必要なら持ち込み料も予算に含めておきます。

持ち込み不可と言われた場合は無理せず提携店に依頼する決断も必要です。

失敗したときのリスク

万一うまく作れなかった場合、市販品の用意が間に合わないリスクがあります。

手作りに挑戦するなら、最後まで責任を持つ覚悟と、ダメだったときの代替策(最悪ブーケ無しでも対応できるか等)も頭に入れておきましょう。

ブーケの種類とデザインを決めよう

一口にブーケと言っても形やデザインはさまざまです。

ここでは代表的なラウンドブーケクラッチブーケキャスケードブーケの特徴と、どんなドレスに合うかなどを解説します。

デザイン選びの参考にしてください。

ラウンドブーケ(丸いブーケ)とは

ブーケ 作り方

その名の通り、丸いドーム型のフォルムをしたブーケです。正面から見ると球形に見える、結婚式ブーケの定番スタイル

花が隙間なく密集しているため見た目がとても華やかで、選ぶ花材によって可愛らしくもエレガントにも演出できます。

よく使われる花材はバラ、トルコキキョウ(リシアンサス)、シャクヤク、カーネーションなどボリュームのある丸い花が中心です。

合うドレス傾向

丸くまとまったブーケはドレスのラインを邪魔しないため、どんなシルエットのドレスにも合わせやすいとされています。

特にプリンセスラインやAラインなど可愛らしい印象のドレスと相性抜群です。

サイズは直径20cm前後が基本と言われますが、新婦の体型やドレスとのバランスで調整すると良いでしょう。

クラッチブーケ(ナチュラルブーケ)とは

ブーケ 作り方

「クラッチ (clutch)」とは英語で「ぐいっとつかむ」という意味で、その名の通り手でざっと掴んだようなナチュラルな束が特徴です。

花の茎を持ち手になる部分で揃えてリボンで束ねてあり、他のブーケ形に比べ茎が見える部分が長いのもクラッチブーケのポイントです。

まるで野に咲く花をそのまま集めたような素朴さ・自然らしさが魅力で、ガーデンウェディングやレストランウェディングなどカジュアルな雰囲気の式によく似合います。

使用する花材に特に決まりはなく、バラ、ガーベラ、チューリップ、スイセン、シャクヤクなど季節の花を自由に組み合わせて作れます。

合うドレス傾向

自然な印象のクラッチブーケは、ナチュラル志向の花嫁さんに人気です。スレンダーラインやマーメイドラインなどスラっとしたラインのドレスと合わせるとおしゃれです。

肩の力を抜いたカジュアルなパーティーにもマッチします。ただしカジュアルになりすぎないよう、ドレスとのバランスは考慮しましょう。

キャスケードブーケとは

ブーケ 作り方

「キャスケード (cascade)」とは英語で「小さな滝」という意味で、その名が示す通り滝のように流れる縦長のラインが美しいブーケです。

新婦が持つと下方に向かってブーケが垂れ下がるような形で、優雅で存在感があります。

大きめの花とツル状のグリーンなどを組み合わせて作られることが多く、伝統的な教会式や格式あるホテル婚にも映える気品あるスタイルです。

ユリ、アマリリス、ラン(蘭)など大ぶりな花をメインにするとより格調高い雰囲気になります。

合うドレス傾向

ボリュームと長さのあるキャスケードブーケは、ロングトレーンのドレスや厳かな雰囲気の挙式にぴったりです。

特に大聖堂やチャペルでの挙式で、Aラインやプリンセスラインのドレスに合わせると豪華さが引き立ちます。

また背の高い花嫁によく似合い、写真映えもします。ただし小柄な花嫁の場合はブーケが大きすぎないようバランスに注意しましょう。

ブーケ作りに使う花材・素材の選び方

ブーケを作る際に使われる花材には生花プリザーブドフラワードライフラワー、造花(アーティフィシャルフラワー)の主に4種類があります。

それぞれにメリット・デメリットがあるので、特徴を理解して選びましょう。

生花・プリザーブドフラワーの特徴とポイント

ブーケ 作り方

ブーケ作りに使う花材にはいくつかの種類がありますが、それぞれに特徴や扱いやすさが異なります。

ここでは、生花・プリザーブドフラワー・ドライフラワーの違いや向き不向きを見ていきましょう。

生花(フレッシュフラワー)

フレッシュなみずみずしさと香りは生花ならではの魅力です。

ただし日持ちしないため、結婚式当日に向けてしおれないよう特別な処置(水揚げや保水など)をする必要があります。

基本的に前日~当日に準備することになり、初心者にはハードルが高めです。どうしても生花で手作りしたい場合は、丈夫な花を選びしっかり水切り・保管を行いましょう。

プリザーブドフラワー

生花を特殊加工して長期保存できるようにした花です。

見た目や質感が生花に近く柔らかさもあります。水やり不要で数年は色持ちするため、前もって作っておけるのが利点です。

ただ非常にデリケートで壊れやすいため、ワイヤリングなど扱いには注意が必要です。

「せっかく作ったのに運搬中に壊れた…」なんてことがないよう、ケースに入れるなど丁寧に扱いましょう。

ドライフラワー

生花を乾燥させたもの。

プリザーブド同様に長く保存できますが、色味がセピア調になりみずみずしさや鮮やかさは出せません

繊細でポロポロ崩れやすい点もあり、ブーケ手作りでは上級者向きです。

シックでアンティークな雰囲気にしたい場合に取り入れると良いでしょう。

造花(アーティフィシャルフラワー)の特徴とポイント

ブーケ 作り方

造花は手作りブーケの定番素材として人気があります。

ここでは、アーティフィシャルフラワーの魅力や注意点、初心者にとって扱いやすい理由について解説します。

造花(アーティフィシャルフラワー)

布や樹脂で作られた人工の花です。近年のアーティフィシャルフラワーは非常に精巧で、生花と見間違うクオリティのものもあります。

最大のメリットは季節を問わず好みの花を用意できることと、扱いやすさです。

水替えなどの管理も不要で、作ってから当日まで長期間保存しておけます。

デメリットはやはり本物のようなみずみずしい香りや質感はない点ですが、写真映りには問題なく、軽いので持ち運びもしやすいです。

初心者が手作りするなら造花が最も扱いやすくおすすめです。

壊れる心配もなく、当日に向けて余裕を持って準備できます。

造花でも安価なものは質感がチープに見えることがあるので、予算に応じてリアルなものを選んだり、生花風の造花と安価な造花をバランスよく組み合わせて費用を抑える工夫をすると良いでしょう。

手作りブーケに必要な材料・道具リスト

手作りブーケを作る際に揃えておきたい主な材料・道具をリストアップします。

ホームセンターや手芸店、オンラインショップで手軽に購入可能です。

花材(ブーケに使う花)

ブーケ 作り方

お好みの花とグリーン。

造花の場合は必要本数を事前に計算して用意します(生花の場合は予備も含め多めに準備)。

フローラルテープ

ブーケ 作り方

紙製で伸ばしながら巻くと粘着力が出る特殊テープ。

茎同士やワイヤーとの結束に使います。

※マスキングテープでも代用可ですが、粘着力が弱いのでボリュームあるブーケには不向きです。

ワイヤー

ブーケ 作り方

茎が短い花の補強や、造花の頭を取り外した際の人工の茎として使います。

フローラルワイヤーと呼ばれる緑色の細いものが便利です。

はさみ(またはニッパー)

ブーケ 作り方

造花の茎には針金が入っているため、普通のハサミでは切りにくいことがあります。

園芸用のアレンジメントはさみか太めのニッパーがあると安心です。

オアシス(吸水スポンジ)

ブーケ 作り方

ラウンドブーケなどフォームに挿して作る場合に使用。市販のブーケホルダー(持ち手付きのオアシスセット)を使うと便利です。

目打ち(アイスピック)

ブーケ 作り方

ワイヤーを通すために茎に穴を開ける道具。手持ちのキリなどでも代用できます。

接着剤

ブーケ 作り方

造花ブーケではグルーガンやアクアグルーがあると、挿した花の固定に役立ちます。

必須ではありませんが、あると安心です。

リボン

ブーケ 作り方

ブーケの仕上げに茎部分に巻く太めのリボンと、飾り用のリボンを用意します。

ブーケの雰囲気に合わせて色や素材を選びましょう(同系色でまとめると統一感、差し色にすると華やかさを演出)。

ピンまたは両面テープ

ブーケ 作り方

巻いたリボンの端を留めるのに使います。

花嫁のブーケでは目立たないよう小さなブーケピンで留めることが多いです。

ブーケ作りを始める前の準備と計画

ブーケ 作り方

初めてブーケを手作りするなら、計画は早め早めが鉄則です。

ドレスや会場が決まったら、遅くとも挙式の2~3ヶ月前には準備を始めましょう。

以下に、事前準備のポイントをまとめます。

作成スケジュールの目安(いつ準備を始める?)

ブーケを手作りする場合、思っている以上に早めの準備が重要です。

ここでは、3ヶ月前から当日までのスケジュールの目安を時系列で整理します。

約3ヶ月前

ブーケの形(デザイン)や使用する花材を検討開始。

造花の場合はこの頃から動き始めても十分間に合います。

ドレスとの相性も考え、色味や大きさのイメージを膨らませましょう。必要であればフローリストや経験者にアドバイスをもらいます。

2ヶ月前

材料・道具を購入します。

造花は季節を問わず入手できますが、人気の色は品切れすることもあるので早めに注文しましょう。

生花にこだわる場合でも、この時期に花の種類や発注先を決めておくと安心です。会場装花の色合いに合わせると統一感が出ます。

1ヶ月前

造花・プリザの場合、試作も兼ねて実際にブーケを組んでみる時期です。

ここでバランスを確認し、不足している花材があれば追加します。

プリザやドライは壊れやすいので予備を用意しておくとよいでしょう。

生花の場合はこの時期に市場動向を確認し、直前に入手可能か手配の段取りを決めます。

直前(前日~当日)

生花ブーケの場合、前日夜か当日早朝に制作します。

前日に作った場合は保水スプレーやクーラーBOXでしおれないよう管理しましょう。

当日はブーケよりも身支度を優先し、可能なら信頼できる方に最終仕上げをお願いすると安心です。

造花ブーケは完成品を事前に預けておいても枯れないため、式場搬入の打ち合わせに沿って持ち込みます。

※式場の持ち込み規定の確認

準備を始める前に式場への持ち込み可否を必ず確認しましょう。

持ち込みが禁止の場合は手作りブーケを使用できませんし、持ち込み料がかかる場合もあります。

持ち込み料が高額なときは手作りするメリットとの兼ね合いでよく検討しましょう。

ブーケの作り方手順(クラッチブーケ編)

ブーケ 作り方

ではここから、実際にクラッチブーケを作る手順をステップごとに解説します。

クラッチブーケは比較的シンプルな構造で、初心者でもトライしやすいブーケです。

基本の作り方自体はどの束ね方でも共通なので、途中工程で出てくる「スパイラル」という束ね方のポイントも交えつつ説明します。

ブーケの作り方手順(クラッチブーケ編)①|花材の下準備をする

ブーケ 作り方

まず使う花材の下準備をします。

ブーケに使う花と葉をすべて広げて、痛んだ花びらや不要な葉を取り除きましょう。

手で持つ部分(茎の下の方)に葉が残っていると邪魔になるため、そこはきれいに葉を落としておきます。

茎が枝分かれして飛び出すようなものも、この段階で思い切って整理しておくと仕上がりがスッキリします。

また、小花や細い葉ものはそのままだと扱いにくいので、いくつかまとめてフローラルテープで一本に束ねておきます。

反対にボリュームがある花は個別に茎を整えておけばOKです。すべての花材を最適な状態に整えたら、次のステップに進みます。

ブーケの作り方手順(クラッチブーケ編)②|大きな花から束ね始める(スパイラルに組む)

ブーケ 作り方

ブーケの形をイメージしながら、まずメインにしたい大きめの花から手に取って束ね始めます。

クラッチブーケでは一般的に、中心に主役となる花を置き、そこに他の花を順番に斜めに交差させながら加えていく“スパイラル”という技法で組むと綺麗にまとまります。

スパイラル束ねとは

茎がらせん状になるよう斜め方向に重ねていく束ね方です。

花屋さんもよく用いるテクニックで、広がりを出しつつブーケのボリューム感を調整できます。

初心者には茎を真っ直ぐ平行に揃えて束ねる方法の方が簡単ですが、ここでは見映えよく作れるスパイラルを採用します。

メインの花1輪を持ったら、次に合わせたい花を茎が交差するように斜め方向から当てます。

このとき茎が交わる位置(握る部分)を一点に集中させるのがコツです。

さらに別の花を加えるときも常に同じ向きの斜め角度で差し込むようにし、左手の中でくるくると束ごと回転させながら組んでいくと花が均等に散らばります。

まずは大ぶり~中くらいの花を数種類入れて土台を作りましょう。

ブーケの作り方手順(クラッチブーケ編)③|バランスを見て小花やグリーンを加える

ブーケ 作り方

大きな花でおおまかな形ができたら、小花やグリーン(葉もの)を間に加えていきます

空いている隙間を埋めるように、小さな花や葉を束に差し込んでみましょう。

スパイラル状に組んでいるので、間からでも滑り込ませるように入れることができます。

全体をくるっと回して360度どの角度から見てもバランスが良いように配置するのがポイントです。

花と花の間隔や高さにも少し高低差をつけると、よりナチュラルで立体的な印象になります。

たとえば中心の花をやや高めに、周囲の花は気持ち低めにするとドーム状にまとまります。

一方、敢えて高さを揃えてフラットに見せるとモダンな雰囲気にもできます。

好みのシルエットになるよう、鏡に映して確認しながら微調整しましょう。

ブーケの作り方手順(クラッチブーケ編)④|茎をまとめてテープで固定する

ブーケ 作り方

全ての花材をバランス良く配置できたら、左手で握っている茎の束をフローラルテープでしっかり巻いて固定します。

テープは引っ張り気味に伸ばしながら巻くとギュッと強く留まるので、茎がずれないようきつめに巻き付けましょう。

持ち手部分の下方2~3cmほどを集中的に巻いておけば十分固定できます。

固定後、束ねた茎の長さを揃えてカットします。

長すぎる茎は持ちにくく、短すぎると手に余裕がなくなるため、ドレスとのバランスを見つつ適度な長さで整えます。

一般的には茎が長めに出ているとトレンド感があり、短く揃えると可愛らしくコンパクトな印象です。

茎の切り口は切り揃えておくと、ブーケスタンドなどに立てやすくなります。

ブーケの作り方手順(クラッチブーケ編)⑤|リボンを巻いて仕上げる

ブーケ 作り方

最後に、見えているテープ部分を隠すようにリボンを持ち手に巻き付けます。

茎束の下端からスタートし、螺旋状に上へ巻き上げていきましょう。

握る位置を覆う程度の幅まで巻いたら、余ったリボンを背面で結ぶか、ブーケピンで留めて固定します。

結び目やピンが目立たないよう、飾り用のリボンでリボン結びをあしらってカバーすると見栄えが良くなります。


これでクラッチブーケの完成です!

茎がしっかり固定され、リボンできれいに処理されていれば持ちやすく仕上がっているはずです。

スパイラルに束ねたことで広がりのあるナチュラルなブーケになったと思います。お疲れさまでした。

ブーケの作り方手順(ラウンドブーケ編)

ブーケ 作り方

続いて、ラウンドブーケを作る手順です。

丸い形に整えるラウンドブーケは少し高度ですが、ブーケホルダー(オアシス付きの土台)を使うと難易度が下がると言われています。

ここではブーケホルダーを使う場合と使わない場合、それぞれの作り方を紹介します。お好みや状況に応じて参考にしてください。

ブーケの作り方手順(ラウンドブーケ編)①|オアシスの土台を用意する

まずブーケホルダー(土台)を準備します

生花ならオアシスに十分水を含ませてセットし、造花ならそのまま乾いた状態で使います。

ホルダーがある場合は専用のブーケスタンドに立てて作業を始めましょう。

ホルダーを使わない場合は、自分の手で持ちながら作るのでクラッチブーケ同様片手で束ねていく形になります。

なお、ラウンドブーケでは使用する花すべてにワイヤリング(ワイヤーを茎に付ける処理)を施しておく必要があります

造花の場合、花の頭部分を茎から引き抜き、茎の付け根に目打ちで穴を開けてワイヤーを通します

通したワイヤーを二つ折りにして捻り、茎に巻き付けたらフローラルテープでしっかり巻いて一本の人工茎を作ります。

葉も同様に2カ所穴を開けてワイヤーを通し、テープで巻きます。

生花で作る場合も基本は同じ手順ですが、花が傷まないよう手早く行いましょう。

ブーケの作り方手順(ラウンドブーケ編)②|中心からバランスよく花を挿す

ラウンドブーケの形を整えるうえで、最初の中心づくりはとても大切な工程です。

ここでは、ホルダーを使う場合と使わない場合、それぞれの手順を紹介します。

ブーケホルダー使用時

ホルダー(土台)の中心の上面にメインの花を1輪挿します。

次にホルダーの側面(円周)に沿って等間隔に4輪の花を挿しましょう。

これら周囲の4輪が丸い形の目安になります。

例えば直径20cmのブーケにしたい場合、この5輪(中心1+周囲4)の配置が直径20cmの円になるように挿します。

ホルダー無しの場合

手で組む場合は、まず中心にしたい花を1輪決めて持ち、その周りを囲むように4輪ほど花を添えて束ねます。

これがメインの花束になります。

先ほどのホルダー有りと同様に、この時点で5輪程度できれいな丸のアウトラインができるよう意識しましょう。

ブーケの作り方手順(ラウンドブーケ編)③|外周に向かって丸く仕上げる

中心が整ったら、いよいよ全体のフォルムを仕上げていく段階です。

外周に向かって花を配置しながら、理想の丸いシルエットを作っていきましょう。

ブーケホルダー使用時

中心と外周のガイドとなる5輪が挿せたら、残りの花材をどんどん挿して埋めていきます

大きな花から先に挿し、隙間を埋めるように小花を挿していくとバランスが取りやすいです。

目安の5輪からはみ出さないよう長さを調節しながら挿し進め、全面にまんべんなく花を配置します。

造花の場合、必要に応じて茎にあらかじめアクアグルー(接着剤)を塗ってから挿すか、挿した後に根元をグルーガンで固定すると花が抜けにくく安心です。

ホルダー無しの場合

手で組む場合は、先ほど作ったメインの束に次々と花を外側に向かって足していきます。

回しながら少しずつ花を加え、丸い形を意識して全方向にバランス良く広げていきましょう。

このときクラッチブーケ同様にスパイラルに組む要領で茎を斜めに重ねていくと形が作りやすいです。

ある程度ボリュームが出たら、横から見ても上下に凸凹がないか、へこんでいる部分がないかをチェックし、あれば花を足して調整します。

ブーケの作り方手順(ラウンドブーケ編)④|全体の形と密度を調整する

すべての花を挿し終えたら(組み終えたら)、全体を見渡して丸い球形になっているか最終チェックをします。

特にラウンドブーケはどの角度から見ても美しいドーム状になっているのが理想です。

上から見ても横から見ても滑らかな曲線を描いているか確認し、飛び出している花材や隙間があれば手直ししましょう。

ホルダーを使った場合、オアシスが全て隠れるくらい花が密に挿さっているか確認します。

スカスカしている部分には小花やグリーンを追加しましょう。

ホルダー無しの場合も、テープで固定する前に360度チェックして形を整えておきます。

左右対称でボリュームに偏りがないか、自撮りなどで写真に撮ってみるのも客観視できておすすめです。

ブーケの作り方手順(ラウンドブーケ編)⑤|持ち手を整えて完成

ブーケの形が整ったら、最後は持ち手部分の仕上げです。

見た目の美しさだけでなく、持ちやすさにも関わる大切な工程なので、丁寧に仕上げましょう。

ブーケホルダー使用時

理想の丸い形ができたら、ホルダーの持ち手部分にリボンをきれいに巻き付けます。

リボンの端はピンで留め、さらに飾りリボンを結んで結び目を隠せば完成です。

ホルダー無しの場合

全ての花を組み終えたら、クラッチブーケ同様に茎部分をワイヤーやテープでしっかり束ねて固定します。

余分な茎をカットして長さを揃え、下からリボンを巻いてテープを隠します。

トップでリボンを結び、飾りリボンも付けたら完成です。


以上でラウンドブーケも出来上がりです。丸いフォルムが愛らしく、どの角度から見ても可憐なブーケになったのではないでしょうか。

【クラッチブーケ】と【ラウンドブーケ】の2種類の作り方を紹介しましたが、なんとなくイメージは掴めましたでしょうか。

手作りブーケを美しく仕上げる作り方のコツ

ブーケ 作り方

最後に、ブーケをより美しく見せるための仕上げのコツをいくつか紹介します。

花材の配置バランスや色合わせ、持ちやすさなど、ちょっとしたポイントを押さえるだけで完成度がぐっと上がります。

手作りブーケを美しく仕上げる作り方のコツ①|花の配置バランスと高低差のポイント

せっかく作ったブーケも、花の配置や高さがちぐはぐだと見映えが悪くなってしまいます。

ここでは、全体のバランスを整えるためのコツを詳しく解説します。

中心と周囲のバランス

ブーケの中心に主役の花を置き、周囲に向かって徐々に小さい花を配置する基本を守るとバランス良く仕上がります。

特にクラッチブーケでは最初に大ぶり~中くらいの花を3種類ほど、グリーンや小花も3種類ほど揃えておくとバランスよくまとまります。

大きい花ばかり・小さい花ばかりにならないよう大小ミックスさせましょう。

高低差をつける

花の頭をすべて同じ高さに揃えると平面的で詰まった印象になりがちです。

少しずつ高低差をつけることで立体感が出てプロっぽい仕上がりになります。

クラッチブーケなら自然な凸凹感を、ラウンドブーケでも中心から滑らかに丸みを帯びるよう高さを調整すると良いでしょう。

※ただし高さの差が極端だと不揃いに見えるので注意

スパイラルテクニックの活用

茎の向きを揃えて束ねるパラレル(平行)より、スパイラルに組むと広がりを出したりボリューム感を調整しやすいです。

初心者には少し難しい技法ですが、練習すれば必ず上達します。

茎がらせん状に重なることで花同士の位置関係が安定し、見栄えも良くなります。

途中でテープ仮留めしながら組むとずれにくく作業しやすいでしょう。

全方向からチェック

片側から見て整っていても裏側がスカスカ…ということが無いよう、360度いろんな方向からチェックする習慣をつけましょう。

特にラウンドブーケは上・左右どこから見ても丸いシルエットが命です。

鏡を2枚使って後ろ姿を確認したり、スマホでぐるっと動画撮影してみるのも客観的に見る助けになります。

手作りブーケを美しく仕上げる作り方のコツ②|カラーコーディネート(色合わせ)のコツ

色の組み合わせひとつで、ブーケの印象は大きく変わります。

ここでは、初心者でも失敗しにくいカラーコーディネートの基本と、おしゃれに見せる工夫を紹介します。

テーマカラーを決める

まずブーケ全体の主役となる色を一つ決めます。

例えばピンク系でまとめたい、青と白で爽やかにしたい、などテーマカラーを決めると他の色を選びやすくなります。

メインカラーが決まっている場合、その同系色でまとめるか、邪魔をしないホワイトやグリーンをベースにすると失敗が少ないです。

色の数は抑える

あれもこれもと色を入れすぎるとまとまりが無くなります。

基本は3色程度までに留めると調和しやすいでしょう(グリーンや白は中和色としてノーカウント扱いでもOK)。

どうしても多色使いしたい場合は、虹色のようにカラフルな「ガーデン風ブーケ」など意図をもった配色にするとおしゃれです。

濃淡やアクセントを工夫

同じ色でも濃淡をつけたり、彩度を揃えたりすることで統一感が出ます。

例えばピンク系なら淡いピンク~濃いローズピンクまでグラデーションにすると単調になりません。

アクセントに反対色を少し入れるとメリハリがつきますが、メインカラー1色+アクセント1色+ニュアンスカラー1色くらいがちょうど良いバランスです。

リボンとの調和

ブーケをまとめるリボンの色も重要です。

同系色のリボンを選べば一体感が出て、カラフルなリボンならブーケの差し色として華やかさを演出できます。

たとえば白いブーケにブルーのリボンを結ぶと「サムシングブルー」的な演出にもなります。

全体の配色バランスを見てリボンもコーディネートしましょう。

手作りブーケを美しく仕上げる作り方のコツ③|持ちやすさと茎処理のポイント

見た目だけでなく、実際に持ったときの安定感や扱いやすさもブーケ作りでは大切なポイントです。

ここでは、仕上げの持ち手部分を整えるコツを紹介します。

持ち手部分はスッキリと

手で握る茎の部分は余計な葉や枝は取り除いておくことが鉄則です。

持ち手がゴツゴツしていると持ちにくいだけでなく手やドレスを汚す原因にもなります。

ツル性の蔓などもこの部分には巻き付けないよう注意しましょう。

テープできつく固定

せっかく整えた花も固定が甘いとグラグラ動いて形が崩れてしまいます。

フローラルテープはできるだけ強めに巻いて茎束を一体化させます。

特にスパイラルに組んだ場合、茎が互い違いになっていてほどけやすいので、途中で2~3箇所テープ留めすると安全です。

最終的にもし不安定な茎があればワイヤーで補強してテープで巻いてしまいましょう。

茎の長さを揃える

持ち手となる茎の長さは最後にきれいに切り揃えます。

長さがバラバラだと持ったときに手に当たって痛かったり、見た目も悪くなります。適度な長さ(15~20cm程度が多い)に切り、断面も水平になるようにカットしましょう。

長めに残すとトレンド感はありますが、極端に長いと扱いづらいのでほどほどに。

リボン巻きで持ち心地UP

茎だけでは硬かったり湿っていたりするので、リボンでぐるぐる巻きにすることで持ち心地が良くなります。

サテンやベルベットのような手触りの良いリボンを使うとフィット感が増し、重たいブーケでも安定して持てます。

またリボンがクッション代わりになり、ドレスに触れても茎やテープが直接当たらず安心です。


以上のポイントを意識すると、手作りブーケのクオリティがぐっとアップするはずです。

細部まで気を配って、美しいブーケに仕上げてくださいね。

ブートニアも一緒に手作りしよう

ブーケ 作り方

新郎が胸元に挿すブートニア(Boutonniere)も、ぜひブーケとお揃いで手作りしてみましょう。

ブートニアは花嫁のブーケから1輪花を抜き取って新郎に贈ったことが由来と言われ、ブーケと対になる大切なアイテムです。

難しそうに思えますが、少ない材料で簡単に作れますのでチャレンジしてみてください。

ブートニアの簡単な作り方手順

準備する花材はブーケに使った花から数輪(1~3輪程度)と、添えたいグリーンや小花少々です。

基本的にブーケと同じ花材をミニチュアにしたような組み合わせにすると統一感が出ます。

1.花材を選ぶ・構成をイメージする

まず用意した造花(または生花)から、メインに使いたい花と葉を選びます

ブートニアは小さいので、ブーケの中から目立つ花を1輪と、補助的な小花や葉を2~3種程度ピックアップすれば十分です。

選んだらそれらを手に持ち、仕上がりの配置を簡単に合わせてイメージしてみましょう。

「この花を中心に、この葉を後ろに添える感じ」と完成形を思い描いておくと組みやすいです。

2.花の茎をカットする

使う花材の茎を短く切り落とします。

造花なら花首(がくの直下)から1cmほど下でニッパーでカット、生花なら茎を5~6cm程度残して切ります。

葉物も同様に短く切っておきます(複数枚ついている場合は1枚ずつに分けておく)。

茎が長いままだとブートニアが大きくなりすぎるので、思い切って短くしてOKです。

3.ワイヤーを通す

茎を短くした花材にはワイヤリング処理をします。

まず花のがく部分から出ている茎の断面に目打ち(アイスピック)で穴を開け、そこにフローラルワイヤーをまっすぐ差し込みます。

花の頭に対し垂直に穴を開け、針金を貫通させるイメージです。ワイヤーを半分ほど通したら、そのワイヤーを折り返して茎に沿わせ、ねじって固定します。

ちょうど茎を延長するように針金製の茎ができる形です。同様に他の花や葉にもワイヤーを通していきます。

4.ワイヤーと茎をテープで巻く

ワイヤーを通したら、その露出しているワイヤー部分をフローラルテープでしっかり巻きます

テープを引っ張りながら螺旋状に下方へ巻き付け、茎と一体化させます。

こうすることで見た目も緑の茎のようになり、ワイヤーの鋭利さもカバーできます。

用意した全ての花材・葉にテープ巻きが終わったら、いよいよ組み合わせです。

5.バランス良く組み合わせて固定

テープを巻いた花と葉を、先ほどイメージした通りにバランスを見ながら束ねます

メインの花を前面に、葉や小花はバックやサイドから覗くように配置すると良いでしょう。

「正面から見て全ての花がきれいに見えるか」確認しながら配置を決めたら、その束をフローラルテープでぐるぐる巻きにしてひとまとめに固定します。

これでブートニアの形がほぼできました。

6.リボンを巻いて仕上げ

最後にブートニアの茎部分(テープを巻いたワイヤー束)にリボンを巻き上げます。

リボンの端を茎の下端に当て、らせん状に上に巻いていきます。

上端まで巻いたら裏側で結んでカットし、さらに花の根元部分に飾りリボンを結んで可愛くリボン結びにします。

飾りリボンは別に作ってワイヤーで留め付けてもOKです。


これでブートニアの完成です!

出来上がったブートニアは、新郎の左胸に着けます。

ポケットチーフのように上から挿し込むタイプもありますが、一般的にはブートニアピン(コサージュピン)でタキシードのラペル(襟)に留め付けます。

当日着付けのスタッフにお願いすれば綺麗に付けてもらえます。

★生花で作る場合の注意

ブートニアを生花で作ることももちろん可能ですが、あまりに早く作りすぎると式当日に枯れてしまう恐れがあります。

できれば結婚式前日~当日に準備するようにしましょう。

また、手先の器用さに自信がない場合は無理せず造花にしておいた方が無難です。

どうしても生花で挑戦したい場合は、前撮りや後撮りの際に試してみるのも良いでしょう(結婚式本番よりスケジュールに余裕があるため)。

bellbouquet(ベルブーケ)なら完成後の思い出も美しく残せる

ブーケ 作り方 アフターブーケキャンドル bellbouquet(ベルブーケ)

一生懸命手作りしたブーケ。

結婚式が終わった後も、できればその思い出を形に残しておきたいですよね。

近年、新しいアフターブーケの形として注目されているのが、「ブーケをキャンドルに加工する」サービスです

東京都目黒区にアトリエを構える bellbouquet(ベルブーケ) は、プロポーズや結婚式でもらった花束・ブーケを世界に一つだけのキャンドルに仕上げてくれる専門店

【美しい (bell)】+【花束 (bouquet)】の名の通り、枯れてしまうはずの花を何年も何十年も飾っておける永遠のカタチにしてくれます。

ここではブーケキャンドルの魅力と、実際の依頼方法についてご紹介します。

アフターブーケにキャンドル加工を選ぶメリット

ブーケ 作り方 bellbouquet(ベルブーケ) アフターブーケキャンドル

思い出のブーケをただ飾るだけでなく、美しいキャンドルとして残す選択肢が注目されています。

ここでは、キャンドル加工ならではの魅力と、そのメリットを詳しくご紹介します。

枯れない形で手元に残せる

生花ブーケは普通なら数日でしおれてしまいますが、キャンドルに加工すれば半永久的に当日のままの美しさを閉じ込めておけます。

リビングや寝室に飾れば、見るたびに結婚式の思い出が蘇ることでしょう。

押し花やドライフラワー額とは一味違う、立体的な保存方法です。

世界で一つのオーダーメイド

bellbouquet(ベルブーケ)のブーケキャンドルは完全フルオーダー制で、キャンドルのサイズ・形状、香り、仕上げの質感まですべて希望に合わせて作ってもらえます。

例えば表面に花の凹凸を感じられる「でこぼこ加工」や、つるんとした透明感のある仕上がりなど好みを反映可能。

想い出の花束が世界で一つのアートになるのです。

インテリアやギフトにも最適

出来上がったブーケキャンドルは火を灯さなくても飾って楽しめます。

付属のLEDライトを入れてランタンのように灯りを楽しむこともでき、お部屋のインテリアとして長く活躍します。

また両親への記念品としてキャンドル加工を依頼するケースもあり、自分用と親ギフト用に2本セットで注文する人も多いようです。

サステナブルな思い出 preservation

使用済みのブーケを捨てずにアート作品に生まれ変わらせるのは、とてもエコでサステナブルです。

本来なら廃棄されるはずだった花が永遠の命を吹き込まれ、何十年後も生活のそばに置いておける…そんな持続可能なサービスとしても注目されています。

新しいアフターブーケの形

従来、ブーケ保存といえば押し花にして額縁に入れる方法が主流でした。

それに対し、キャンドル加工は近年広まりつつあるモダンなアフターブーケです。

結婚式後の花の楽しみ方として新しく、おしゃれ好きな花嫁さんたちに支持されています。

「こんなの初めて見た!」とゲストとの会話のネタになるかもしれませんね。

サービス料金の目安

ベルブーケのブーケキャンドルはハンドメイドのオーダーメイド品のため安価ではありませんが、その価値は十分にあります。

基本プランはMサイズ2本で79,800円、M+Lサイズ2本で85,800円(税込)といったセット料金が設定されています。

単品購入も可能で、Mサイズ1本なら54,800円~(税込・追加オプションなしの場合)が最低ラインです。

オプションで木芯タイプ(実際火を灯せるタイプ)や金箔追加なども選べます。

決して安い買い物ではありませんが、「一生残る思い出」と考えれば検討する価値は大いにあるでしょう。

持ち込み・配送での依頼方法と流れ

ブーケ 作り方

実際にbellbouquetにブーケキャンドルを依頼する流れを説明します。

基本的にはオンラインで注文し、ブーケをアトリエに送るか持ち込む形になります。

問い合わせ・注文

公式サイトの問い合わせフォームや公式LINEから連絡を取ります。

希望のプランやオプション、ブーケの写真などを送って相談しましょう。

特に仕上がりのイメージや要望がある場合はこの段階で伝えます。

オーダー内容が決まったらフォームに入力して正式注文します。

ブーケを配送または持ち込み

注文後、使ったブーケの現物をベルブーケのアトリエに届けます。

遠方の場合は梱包して宅急便で発送します。

生花の場合、使用日(結婚式当日)より3日以内に発送できると理想的とされています。

できるだけ早く送ることでより綺麗に加工できます。

梱包の際はお客様名をメモで同封し、自分の花と分かるようにします。

東京都近郊の方や直接相談したい方は、予約の上でアトリエへ直接持ち込むことも可能です。

持ち込み希望の場合は公式LINEで「持ち込み希望」と連絡し、スタッフと日時調整を行います。

予約日時にオフィスを訪問し花束を手渡します。

持ち込みの利点はスタッフと直接イメージのすり合わせができ、花をより鮮度の良い状態で預けられることです。

余ったお花を持ち帰って生花として楽しめるという嬉しい点もあります。

制作(約4ヶ月)

花束が工房に渡ったら、職人さんがオールハンドメイドでドライ加工~キャンドル成型~仕上げまで行います。

完成までの目安は約4ヶ月です。

かなり長く感じますが、花をゆっくり乾燥させ樹脂でコーティングする工程などに時間を要するためです。

急ぎのオーダーには基本対応していないので、余裕を持って依頼しましょう。

進捗は問い合わせれば教えてもらえますし、完成品の写真を送ってもらうこともできます。

納品・受け取り

キャンドルが完成したら自宅に配送されてきます(持ち込みの場合も発送での受け取りになります)。

約4ヶ月で世界にひとつのブーケキャンドルがお手元に届くという流れです。

受け取ったら割れや欠けがないか確認しましょう。

万が一不具合があれば早めに連絡すればアフターサポートも相談に乗ってもらえます。


このように、ベルブーケを利用すれば結婚式後にブーケが枯れてしまっても美しい思い出の形として手元に残すことができます。

実店舗はなくオンライン完結のサービスなので全国どこからでも依頼可能です。

「自分の作ったブーケをずっと飾っておきたい!」という方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

枯れてしまう前に。
大切なブーケを”一生の思い出”

に残す方法をご存じですか?

👰「結婚式で使ったブーケ、捨てるのはもったいない…」
💐「大切な花束を、形として長く残していたい…」
😭「料金や保存期間が心配だけど、どこに相談したらいいかわからない…」

ブーケは結婚式の思い出そのもの。でも、「どこに頼めばいい?」「デザインは?」「費用は?」など不安はつきものですよね。

アフターブーケ bellbouquet ベルブーケ キャンドル 

bellbouquet(ベルブーケ)は、累計2,000本以上の花嫁様の“アフターブーケ”をサポートしてきたアフターブーケキャンドル専門店です。

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さらに、本記事限定で、「3,000円OFFクーポン」 をプレゼント中!

結婚式の大切な想い出を、“美しく、永く” 残してみませんか?

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まとめ:自分だけのブーケを手作りして特別な1日に彩りを

手作りブーケの完全ガイド、いかがでしたでしょうか。

クラッチブーケやラウンドブーケは比較的手作りしやすい形なので、初心者の方もぜひ挑戦してみてくださいね。

特に造花を使えば材料費も節約でき、保管もしやすく、自分たちらしさ溢れる特別なブーケを用意できます。

世界に一つだけのオリジナルブーケは、きっと結婚式という特別な一日に華を添えてくれることでしょう。

そしてそのブーケは、一日だけで終わりではありません。

bellbouquet(ベルブーケ)のサービスを利用すれば、あなたのブーケはキャンドルという形で永遠にその思い出を残すことができます。

結婚式当日の感動を閉じ込めたキャンドルは、ふとしたときに幸せな記憶を呼び起こしてくれるに違いありません。

手作りの工程そのものも含めて、ブーケ作りは結婚準備の醍醐味です。

ぜひ楽しみながら、自分だけのブーケを作ってみてください。

そのブーケがあなたとパートナーの門出を鮮やかに彩り、さらに未来へと続く宝物になりますように。

Happy Bouquet Making!

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